ブルーピリオド

STORY

成績優秀で世渡り上手な
高校2年生・矢口八虎は、
悪友たちと遊びながら、
毎日を過ごしていた。

誰もが思う“リア充”……
そんな八虎は、
いつも、どこかで虚しかった。

ある日、
美術室で出会った1枚の絵に、
八虎は心を奪われる。

絵を通じてはじめて
正直な気持ちを表現できた八虎は、
美術のおもしろさに目覚め、
衝動のままに
スケッチブックへ向かっていく。

そして八虎は、ついに進路を固める。

実質倍率200倍、
入学試験まで、あと650日──!

Ep.01

絵を描く悦びに目覚めてみた

夜な夜な友人と渋谷の街に繰り出すヤンキーにして、昼は成績優秀の高校生。矢口八虎はそんな毎日に空虚さを覚えていた。美術部の部室で出会った一枚の絵は、八虎に描くことのワクワクをもたらす。常に感じていた渋谷の「青」が表現出来た時、初めて覚える生きてる実感。「藝大一択?」八虎の眼前に進路は大きく開かれた